体の抵抗力を信じようよ

インフルエンザとかコロナウィルスとか騒いでるが、私は普段から、特段何かをするわけでもなく、普段通りの生活を送るだけだ。

意識していることは強いて言えば免疫力を上げるようにして、のどや鼻もいたわるようにしていることぐらいか。

そういう私は20代前半の頃は月に1回は風邪を引いていた。
会社の近くに内科医があり、その駐車場の一部を月極めで借りていたこともあり、しょっちゅうその内科へ行き、薬をもらっていた。
今から思えば今の真逆の医者信者だった。
白衣の先生の言うことを信じ、少しでもその人の知識を吸収しようともして色々質問などもしていた。
どんな薬が何に聞くのか、この薬は何の役割なのか、薬で胃があれるから胃薬も処方すると言われた日にはその気配りに感激したものだった。

そんな私がある時、ある人に言われた。

「アタシ、ずっと風邪を引いていない、5年は医者など行っていない」と言う。当時の私は驚愕した。

そして秘訣を聞いた。

それは意外なものだった。

「薬を飲まないようにしたらいい」

は?と思ったが、それまで生きてきた中で、見聞きした科学?経験?が繋がった。
そしてそれ以降、実践してみた。

結果、「風邪を引きにくい体」が手に入った。
そうなのだ、体にはもともと"治癒力"が備わっている。
その"治癒力"とは免疫力、抵抗力とも言う。
それは意識しなくとも、勝手に反応として起こる。

擦り傷、切り傷は血が自然に固まってかさぶたになり、その下で新しい皮膚が形成され、完成すればかさぶたの周辺がかゆくなり、かくとかさぶたが取れる。当たり前のようで、すごいメカニズムだ。

出血のような目に見えるものでなくても同じだろう。
菌が体内に入ったら、それを排出しようとして、鼻水や咳が出る。(多分鼻水が先。鼻水として鼻から外へ追い出されるものもあり、またのどに鼻水が落ちてきて、胃袋で殺菌される部分もある。その時鼻水がのどの粘膜を刺激するので、咳が出て、口からも排出される…と思う)

そうやっても排除出来ずに、のどに菌がとどまってしなったらそれが増殖する。倍、倍倍と細胞分裂したらあっという間にすごい数になる。
1個→2個→4→8→16→…30回繰り返すと10億個になる。だから侮れない、のどは最前線の防波堤だと思う。
そして、のどにとどまってしまった菌があれば、それをやっつけるために、免疫と言われる細胞が活躍する。

昔は風で熱が出ると熱を少しでも下げようと努力した。
今では熱が出ることで免疫力が上がると知られたため、無理に熱を下げることをしない。

私はこのことをずいぶん前から知っていたので、周りには「薬は飲むな」「熱を下げるな」と言ってきたが、皆一様に「でも…」と反論してきたものだ。医者の言うことが絶対という感じだろうか。だが私はドクターにも聞いて確かめたこともあり、自信を持ってそう言うのである。
子供がいる場合、インフルエンザが流行る時期には、怪しい症状なら「医者に行って検査をする」よう半ば強制されている。
気持ちはわかるが本心は連れて行きたくない。子供のせっかくの免疫力を鍛えるチャンスなのだ。もちろん重篤化するようならドクターの力は必要だが。で、学校通いの時期にはインフルエンザかどうかを伝える必要もあり、また、ウチの相方は医者好きなので「ゴホン!」と席の一つもしようものなら「医者へ行って!」というタイプ。
だから、子供の通う学校でインフルエンザが流行りだした時期、子供がせきをしたり、頭が痛いなど言ったりりようものなら、
医者へ連れていくことになる。
以前しぶしぶ子供を連れて行った時、ドクターに聞いた。
医「インフルエンザです、〇〇(薬名)を出しましょうか?」
私「先生、かぜとかインフルエンザも薬では治らないんですよね?」
医「まぁそうですね、薬は手助けするだけで、本来は自分の力で治すんですけどね」
私「ですよね、じゃあ薬は要らないです」
医「わかりました。では一応、解熱剤だけでも出しましょうか?」
私「やみくもに、熱を下げるとかえって長引くとも聞きますが・・」
医「そうですね、確かに」
私「じゃぁ少しだけもらいます」
医「わかりました」
というやり取り。別のドクターにも同じようなやり取りをしたこともある。
だからこの考えに自信を持っている。本も読んだ、ネットでも調べた、自分の体でそれを立証した。体験した。

私は、知識としてはずいぶん前からあるのだが、医者信者の人に伝えようとしてもなかなか知識だけでは伝わらないので
このようなやり取りを通じて経験を積んでいるのである。

この時、薬をもらうのは…
診てくれた先生の成績のため(笑)。うちに帰った時に相方に対するアピールのため。
…で、結局子供には、薬は飲んでも飲まなくてもいいと言って選ばせる。
症状を見て大したことが無い場合がほとんどだったので、飲まなくてもいいからたくさん寝ろと言ってきた。
うちの子はこれでずいぶんと強く育った。

話があちこち行って申し訳ないが、何かに例えて考える事で体の仕組みが腹に落ちることもあると思う。

免疫力を高めるには、薬に頼らず自力で治す。
これを心掛けている。
例えると
・子供が算数の問題が分からないとき、答えを教える? ⇒ 解き方を教えますよね?
 教えてもらうとその場は解決するけど、次に同じことにつきあたると、また教えてもらわないとわからない人に育つ。
 一向に自力で解けない、解いたことが無いから。
 薬を飲むって、これで言う”答えを”与えることじゃないですかね?

・ボールを5mしか投げられない子が10m投げたいという時、代わりに投げてあげますか?
 投げてあげればその場ではボールは10m先まで飛びますが、その子はずっと5mしか投げられない子になる。
 少しきつくとも、筋肉痛になろうとも、時間を割こうとも、何度もチャレンジすれば
 筋力も付き、コツも覚え、10m投げれるようになる。その時、代わりに投げてあげる必要などない。
 薬を飲むって、こういう代わりに投げてあげる行為のような気がしませんか?

これらは言うまでもなく、そうだなと納得できる事象。
でも、病気?や菌、ウィルス、免疫、のことになると違う考えをする人がいかに多いことか。

鍛えないと強くならない。これは筋力も免疫力も体力も対人力も経験値も…いろんなことに共通している。
免疫力を遊ばせておけば、強くならない。

除菌、除菌と世の中じゅう無菌状態を好む傾向だ。
そんな中で暮らしていては、せっかくの免疫力が出番がなさ過ぎて、怠けてしまう。
だから、弱い菌にも太刀打ちできない人が増えてくる。
そうすると、ますます除菌除菌と言い始める。
除菌ビジネスに乗せられていませんか?
普段から行き過ぎた除菌はしない。
多少の菌は免疫の対応力を鍛えるものだと思う。
菌だ、菌だ、というのは除菌がビジネスチャンスになるからだ。
食器洗剤に”除菌”の文字があるものと無いものがあればどちらを買う?
”除菌”と入れれば売れるのだ。今の世の中では。

私がやっていることは特にない。
ただ
・のどをいたわる…のどが乾燥しないように、頻繁に水分を取る。水筒かペットボトルのお茶を手元に置いて、頻繁に飲む。人混みでは飲む頻度を増やす。たまにはマスクもする。
・栄養のあるものを食べる。コンビニ弁当などは避ける、特に多く食べるわけではないので少量でも手作り、温かいもの、安いうどんでもいいので、食べたものが体に吸収されて体を作るのだといつも意識して口から入るものには気を使う。時々反動でチョコレートばかり食べる時もある。
・体を冷やさない(体温を維持するにもエネルギーを消耗するから)寝る時も冷えないようにする。寝る時にのどが乾燥しないようにする。
暖房をつけるなら加湿もする。
・そして寝る時間をきちんと確保する。睡眠と抵抗力とは深く関係していそうだから。熱があるとき、朝は熱が下がっていることがありませんか?逆に、治ったかと思っていた風邪だったが、夕方からやはりまだ治っていなかったか…という感じでダルくなり、夜家で熱を測ると微熱がある、(朝⇒夜と体力、抵抗力が落ちる感じ)。朝のHの方が妊娠しやすい(産科医から聞いた)、など事象と道理を結び付ければ、寝ている間になにかしら生命力のようなものが回復するのでは、と思っている。
・余計な体力消耗は控える。
・適度な運動はいいと思う。

タバコは普通に吸っている。(バロメーターになっている、体調が良くないときはタバコがまずい)
・手は水だけで洗っている。
・うがいは1~2回ガラガラとするだけ(昔からの習慣で形だけのうがい)(最近は効果がないとも(笑))

書いてみると大したことはしていない。昔からおばあちゃんが言いそうなことを普通にやっているだけのこと?
これで私はずいぶん長い間、医者へは行っていない。

この感覚を人に言っても、未だに理解してもらえないことが多いのが残念だ。
だからまだお医者さんが儲かるのかも知れないけどね。

体のメカニズムを知り、そのメカニズムを手助けする生活をすれば、なんら恐れることはない。
そう思っているが…